子連れの家族旅行におススメするのが、フェリーを利用する船旅です。
時間はかかるけど、それ以上にメリットもたくさんあります。
目的地までの移動時間も楽しめてしまう、阪九フェリーの魅力についてまとめてみました。
初めて阪九フェリーを利用する人、これから利用しようと検討している人、いろんな方の参考になればうれしいです。
阪九フェリーとは
阪九フェリーの航路は2つあります。
兵庫県の神戸港から福岡県の新門司港をつなぐ航路と、
大阪府の泉大津港から福岡県の新門司港をつなぐ航路です。
神戸港-新門司港航路は「せっつ」「やまと」
泉大津港-新門司港は「いずみ」「ひびき」
となっていて、日ごとに往路と復路が変わります。
今回は泉大津港から新門司港航路のいずみ、ひびきを利用したので、主にそちらでの体験談となります。
予約の方法
- インターネット予約(20%割引)
- 電話予約
- 窓口予約
の3つがあります。
我が家はいつもインターネット予約を利用します。
2ヶ月前の同日から予約ができます。
年末年始は繁忙期にあたり、
個室は人気があるのですぐに予約でいっぱいになってしまいます。
特に、デラックス和室は部屋数が少なく子供連れに人気なので、
予約開始とともに満室になってしまうこともしばしばです。
キャンセルが出ることも多いので、
こまめに予約ページをチェックしていると、
タイミングよく和室が取れることもあります。
年末年始やお盆の時期以外であれば、そこまで満室になることは少ないと思いますが、
予定が決まったら早めに予約すると安心です。
部屋に空きがあれば、乗船当日に変更も可能です。
乗船方法
窓口で受け付けを済ませます。
この時に、予約番号と車検証、乗船名簿が必要となります。
インターネットで予約を取ると、全員の名前の入力がありますので、乗船名簿は要りません。
コロナ禍では、全員の検温が必要になるので、全員揃って受け付けに並びます。
発熱していると乗船できない決まりになっています。
受け付け後、運転手は車へ戻りますが、徒歩で乗船する人(同乗者)は2階の待合ロビーに移動します。
エスカレーターで2階へ移動します。
2階までは運転手もあがることができます。
2階には待合ロビーとして、たくさんのベンチが並んでいます。
繁忙期には満席状態です。
乗船ロビーには小さい売店があり、その土地の代表的なお土産が買えます。
お土産を買い忘れた場合はここで購入するか、船内の売店でも購入することができます。
阪九フェリーをバックに、ふねこと記念撮影もできます。
![](https://kakekoblog.com/wp-content/uploads/2022/06/image-4-1024x785.jpg)
その後、乗船案内の放送があれば、さらに3階の乗船口まで上がります。
階段またはエレベーターで上がります。
ベビーカーや大きな荷物があったり、小さい子供がたくさんいる場合はエレベーターも利用できます。
エレベーターは3階まで直結してます。
エレベーターを降りた所に係員さんがいますので、乗船チケットを見せて半券を受け取ります。
いよいよ乗船です。
バリアフリーですが、繋ぎめの所に少しだけ段差があって引っ掛かりやすいので注意が必要です。
船内の設備紹介
自動販売機には、ジュースの他にアイスクリーム、カップラーメン、お酒、タバコもあります。
トイレには、お子さま用いすがあります。
6階奥の1番広いトイレには、おむつ替え台が設置されています。
子供用の小さい便器は設置されていませんので、大人用で済ませる必要があります。
降りる時はどうする?
コロナ感染症対策のため、現在は同時下船となっています。
マイカーの乗客は全員、駐車場で車に乗って、車のまま下船できます。
コロナ禍前は、運転手のみ車で下船し、同乗者は徒歩で下船、その後合流することになっていました。
同時に下船できた方が断然楽なので、今後も同時下船ができたらいいのになぁと個人的には思っています。
船内の電波状況について
電波状況は、かなり悪いです。
デラックス以上の客室にテレビがついていますが、画面が止まったり、映らなくなることも多いです。
携帯電話の電波も、時折り圏外になったりしていました。
ロビーや窓際などは、まだ入りやすいのかもしれません。
船内ではFREE Wi-Fiが利用できます。
一回のログインで30分間使用でき、1日最大4回まで利用可能です。とのこと。
しかし残念ながら、こちらも客室では使いにくいことがあり、
スムーズにネット環境を利用したいという人は期待しない方がいいかもしれません。
![](http://image.moshimo.com/af-img/4241/000000061904.jpg)
子供におススメポイントはこちら!
窮屈な座席に長時間座らなくてもいい。動き回れる。
車や電車、飛行機での移動となると、長時間、座席に座らなければなりません。
電車であれば、子供がぐずった時にデッキに出ることも可能ですが、保護者の体力が限界になる可能性があります。
しかしフェリーなら、ある程度自由に動くことができます。
動き回る事が大好きな子供にとっても、保護者のとっても双方にメリットがあります。
キッズスペースがある
靴を脱いで遊べるスペースがあるので、赤ちゃんも安心して遊べます。
4~5畳ほどの広さにマットが敷き詰められています。
また、DVDが繰り返し再生されています。
今回は下りはトムアンドジェリー、上りはアンパンマンでした。
繁忙期には家族連れが多いため、ゆっくり遊べないこともありますが、気分転換にはなります。
現在はコロナ対策のため、おもちゃは全て撤去されています。
広い船内を探検できる
客室が5階から7階となっているため、上下に移動できます。
階段はありますが、エレベーターも利用できます。
フロアはバリアフリー、床は全面クッションフロアになっていて、よちよち歩きの子供でも安心して歩けます。
階段は手すりは付いているものの、小さな子供には届かない高さなので、要注意です。
阪九フェリーは穏やかな瀬戸内海を航路としていて、よっぽど荒れた天候でない限りは、ほとんど揺れません。
私も数回乗船していますが、揺れが気になったのはほぼなく、
あったとしても、一時的なもののみでした!
運悪く、悪天候の時に当たってしまうと、船の揺れを感じるかもしれません。
酔いやすい方は注意が必要かもしれません。
食事の自由度が高い
食事は事前に購入した物を持ち込み可能です。
クーラーボックスを持ち込んでいる人も多数います。
さらに、売店やレストランで買ったものも個室に持ち込みができます。
ただ、すこし割高な印象があるので、我が家は事前に弁当等を購入して持ち込み、生ビールだけレストランで購入することが多いです。
レストランでは、お茶や水、お湯が利用できます。
電子レンジもあるので、こちらも利用できます。
反対に、レストランへの持ち込みは禁止されているので注意が必要です。
売店や自販機で購入した物も、持ち込み不可です。
プロムナードロビー、客室等で食べている人もいます。
客室の廊下には、給湯器と給水器が数箇所あるので、赤ちゃんのミルクやカップラーメンも作れます。
食事についてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
阪九フェリーでは食事の持ち込み可能!レストランのメニューも豊富だよ!!
夜泣きの声をそれほど気にしなくてもいい
個室の場合、隣の部屋の子供の泣き声や、廊下に出た時に個室から泣き声は聞こえます。
それくらい子連れの家族が多いと言う事なので、お互い様、で済みます。
閑散期でしたら、そもそも人が少ないので、さほど気にしなくてもよいかと思います。
大部屋を利用した場合でも、泣いたときにはロビーに出れば人がほとんどいないので、安心して(?)泣かせられます。
私も抱っこ紐であやしながら廊下をさまよい、子供を寝かしつけたことがあります。
乗り慣れた車ごと移動できる
マイカーなので、遠慮せず、荷物も積み放題です。
子供の着替えが多くなっても、サンダルや靴も持っていけます。
トイレの心配をしなくてもいい
オムツが外れたばかりの子供が心配なのが、トイレの問題です。
トイレを探す心配がありません。
大人にもおススメポイントがある!
長距離のドライブは何よりの負担
関西から九州への移動に断然便利です。
中部地方のナンバーの方も多く見かけます。
移動に時間はかかりますが、体力を温存できるので、子どもとゆったりと過ごすことができます。
ドライバーも飲酒できる
一杯飲める、というのはドライバーにとって至福のようです。
もちろん、翌日も運転をする人は、飲み過ぎ厳禁です!
渋滞の心配がない
ほぼ定刻出発の定刻到着です。
交通事情に左右されないため、安心して旅行の計画が立てられます。
荷物のパッキングが簡単に済む
いつも乗り慣れている車に、あれもこれもと積むだけです。
フェリーに持ち込む荷物については、パッキングは必要ですが、一泊分なので、小さいスーツケース1つで事足ります。
オムツもパックごと車に積めます。
持っていって良かった物
- クーラーボックス 飲み物を冷やしておけます。 持ち込む食材も痛みにくくなります。
- タブレットやおもちゃ オフラインで遊べるものがいいです。
- バスタオル 船内の露天風呂が利用できます。 タオル類はないので、持参する必要があります。
- スキンケア用品 無料アメニティとしてはないので、持参が必要です。ドライヤーは、脱衣所に設置されています。
- 部屋着兼寝巻き 船内でリラックスするのに必要です。
- 現金 売店、レストランでは現金しか使えません。家族分の食事をすると結構かかるので多めに必要です。
- 充電器 客室のコンセントが利用できます。電波がない分、電池の減りが速いように思います。
- 除菌ティッシュやウェットティッシュ(我が家はおしり拭きで代用)、ポケットティッシュ等 何かと必要
- ハミガキセット(大人用、子供用)
まとめ
阪九フェリーの魅力についてまとめました。
関西方面から九州方面への移動には、ぜひ阪九フェリーを利用してみてください。
楽しい旅になりますように。
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レストランや食事の持ち込みについてもっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
阪九フェリーでは食事の持ち込み可能!レストランのメニューも豊富だよ!!
赤ちゃんと一緒に乗船するときは、こちらの記事をご覧ください。
赤ちゃんと阪九フェリーに乗る!おすすめの部屋と便利な設備を紹介
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